生理痛・生理不順・不正出血

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生理痛・生理不順・生理移動

生理は脳の中の下垂体という部分から分泌されるホルモンによってコントロールされています。実はこの脳下垂体、すぐ横に「視床下部」という自律神経やストレスなどを感じる中枢が位置しているため、その影響を非常に受けやすい場所にあります。

その為、強いストレスを受けたり自律神経に乱れが生じたりすると下垂体から分泌されるホルモンに異常が生じ、正常に分泌されなかったり、量が少なかったり・・・。結果としてそれが子宮に正常に通達されないことで起こるのが「生理痛」「生理不順」です。

「ちょっとおかしいな・・・」という症状があれば迷わずご相談ください。
治療には個々の症状、状況に併せて漢方薬やピルを用います。

漢方薬の処方

生理周期に併せて左の図のように漢方等を使い分けます。これらのお薬は保険適用が可能です。

  • 【生理の3週間前から】

    当帰芍薬散

    当帰芍薬散

    骨盤の中の血流を良くし痛みの物質を早く流し、常に半身浴をしている状態にしてくれる漢方です。

  • 【生理の1週間前から】

    芍薬甘草湯

    芍薬甘草湯

    過剰な子宮の収縮を抑えます。

  • 【生理開始時すぐに】

    ロキソニン

    ロキソニン

    子宮収縮時に出る痛み、月経痛の原因物質(プロスタグランディン)を抑えます。痛みが出る前に服用するのがポイントです。

ピルの処方

生理痛は”プロスタグランジン”という、子宮を収縮させ出産を促すホルモンの分泌が原因です。プロスタグランジンが分泌される=小さな出産を経験しているのと同じ状態、ということになります。(一般的に陣痛は生理痛の30倍の痛み、とも言われています。)

低用量ピルはホルモン剤の一種で、卵巣からの排卵を抑える効果があります。
生理痛の原因物質であるプロスタグランジンは、卵巣が排卵を行うことによって分泌され、排卵後に受精せず不要になった卵子を子宮から排出するために子宮収縮(生理痛)を引き起こします。
排卵されない=プロスタグランジンの分泌も抑えられることになるため、低用量ピルの服用は生理痛の軽減や解消につながるのです。

日本では「避妊薬」というイメージが強い低用量ピルですが、最近では避妊目的というよりも、生理痛の改善や子宮の病気(子宮内膜症、子宮筋腫など)の治療に積極的に使われています。

  • 低用量ピルアンジュ

    低用量ピル
    アンジュ

  • 低用量ピルマーベロン

    低用量ピル
    マーベロン

但しピルは子宮がん等が既にある場合、症状を悪化させてしまう恐れがあるため使用できません。処方に当たっては必ず医師の診察を受け、事前に適切な検診を受けた後、正しく服用してください。

また仕事や旅行などの都合で生理日を移動させたい場合にもピルを使用して生理日をコントロールすることができます。
服用法など、わかりやすくご説明致しますのでご相談ください。

※ピルは保険外診療(自費診療)です。

不正出血

月経以外で、性器から出血があることを、不正出血といいます。ホルモンバランスの変化によっておこる場合が多いですが、病気による不正出血もあり、自分では判断が難しいです。自己判断はやめ、不正出血があったときは婦人科へ行き、検査をしてもらいましょう。

不正出血の原因は、下記のとおりです。

  • 機能性出血
  • ホルモンバランスの乱れによる出血を、機能性出血といいます。 生理前に少量の出血が続く黄体機能不全や、出血が長期間続く無排卵月経、下垂体や卵巣などのホルモン分泌に関わる器官の機能が落ちていることが、機能性出血の原因となります。

  • 器質性出血
  • 子宮がん・子宮筋腫・子宮内膜炎・膣炎などの女性特有の病気によっておこる出血を、器質性出血といいます。

  • 排卵期出血
  • 排卵期に卵胞ホルモンの分泌が低下することで、月経と月経の中間となる排卵日の前後に起こる出血を、中間出血といいます。

  • 妊娠
  • 受精卵が子宮内膜に着床したあとに、少量の出血が起こることがあります。