ニキビ

アダルトニキビ

かつては「青春の象徴」などといわれたニキビも、20代を過ぎると過度なストレスや体調不良を訴える体のサインとなる、いわゆる 「アダルトニキビ」になります。
また「生理前になるとニキビができる」というように、ホルモンバランスの影響もあります。

「アダルトニキビ」は頬、あごや口の周り、首などにできるのが特徴です。ストレスや睡眠不足、偏った食事などの不規則な生活によるところがほとんどです。
漢方薬(十味敗毒湯、清上防風湯)、皮脂の分泌を抑えるビタミンB2・B6、アクネ菌を抑えるマクロライド系抗生剤で94%の人が改善します。

ニキビができやすい肌質は、脂性肌に限りません。混合肌、乾燥肌、敏感肌の方にも発症します。特に、乾燥という原因は見落とされがちです。

アダルトニキビの原因は様々であり、下記のような原因が挙げられます。

  • 生理前・ストレスによるホルモンバランスの乱れ・皮膚のバリア機能の低下
  • 肌の乾燥・間違ったスキンケア・睡眠不足・食生活の乱れ・便秘

ロタージェのニキビ外来では、アダルトニキビに限らず、思春期のニキビや、胸・背中など体の各部位にできるニキビなど、様々なニキビに対応しておりますので、ニキビに悩んできる方は、どうぞご相談ください。

外用剤
ディフェリンゲル
ディフェリンゲル

ディフェリンゲルは目に見えるニキビだけでなく、ニキビの前段階である微小面ぽうの発生や炎症の強いニキビへの進行を防ぐため、ニキビの周辺を含めた広い面での塗布を行います。治療の副作用として「赤み」や「皮膚の皮むけ」が起こることが多くありますが、治療を続けるうちに軽減していきます。

ディフェリンゲルの治療経過

ディフェリンゲルは目に見えるニキビだけでなく、ニキビの前段階である微小面ぽうの発生や炎症の強いニキビへの進行を防ぐため、ニキビの周辺を含めた広い面での塗布を行います。治療の副作用として「赤み」や「皮膚の皮むけ」が起こることが多くありますが、治療を続けるうちに軽減していきます。

【初診時】

28歳女性の症例です。
初診時にはニキビによる赤みと皮膚の凹凸が両頬に見られました。
ディフェリンゲルを1日1回、両頬全体への塗布を始めます。

【使用開始10日後】

ディフェリンを塗布した部分全体に明らかな赤みと皮膚がむけている部分が所々にあることが確認できます。
ヒリヒリ感も増してきたため、2日に1回の塗布に変更し継続してもらいました。

【使用開始42日後】

赤み、皮膚の皮むけなどはほぼなくなりました。
皮膚の凹凸もなめらかになり、つるんとしてきています。
この後、70日まで治療を継続しました。

外用剤
デュアック配合ゲル
デュアック配合ゲル

デュアック配合ゲルは、過酸化ベンゾイルとクリンダマイシンの2つの有効成分の異なる作用メカニズムによって角質剥離作用、抗菌作用、抗炎症作用を発揮し、ニキビを治療するお薬です。赤いニキビとその周辺にある面ぽうに効果を示すため、赤いニキビとその周辺に広げるように塗布します。

外用剤
ベピオゲル
ベピオゲル

2015年4月より日本で新たに発売になり、治療の選択肢が増えました。ベピオゲルは抗菌作用でニキビの原因菌(アクネ菌など)が増えるのを抑えるだけでなく、マイルドピーリング作用により毛穴のつまりをなくすことで、ニキビのできにくい肌を維持することに役立ちます。治療の副作用として「赤み」や「ヒリヒリ感」が起こることもありますが、ディフェリンゲル同様、治療を続けるうちに軽減していきます。

外用剤
ダラシンTゲル<br>
ダラシンTローション<br>
クリンダマイシンゲル
ダラシンTゲル
ダラシンTローション
クリンダマイシンゲル

リンコマイシン系の抗生物質が主成分となる抗菌外用薬です。アクネ菌やブドウ球菌を殺菌することで、炎症性皮疹を減少させます。化膿性炎症をともなう尋常性ざ瘡の治療に用いられます。クリンダマイシンゲルは、ダラシンTゲルのジェネリック医薬品です。

外用剤
ゼビアックスローション
ゼビアックスローション

2016年1月に発売開始となったキノロン系の外用抗菌剤で、細菌のDNA の複製を阻害することによる殺菌作用があります。炎症を起こして赤くなったニキビや、皮膚の細菌感染症を治療する薬です。1日1回、患部に塗布します。ニキビに使用する場合は、洗顔後にご使用ください。

低容量ピルや漢方、ビタミン、抗生剤の服用

またアダルトニキビでお悩みの方には一度、基礎体温表をつけていだだくようにしています。何故ならアダルトニキビの原因は女性ホルモンの乱れが原因であることもあるからです。あまり知られていませんが、この「アダルトニキビ」は低容量ピルや漢方の服用でかなり改善される方が多くいらっしゃいます。低容量ピルはヨーロッパでは全女性の1/3が使用しており、ロンドンでは無料で配布しているほどですし、スウェーデンでは20~30代の80%が低容量ピルを使用している、とても一般的なものです。お一人お一人の体質に併せた最適な処方を致しますので、お悩みの方はぜひご相談ください。

十味敗毒湯

解毒・及び免疫能の向上効果がある漢方です。

ピドキサール

ビタミンB6が多く含まれるビタミン剤です。皮脂の分泌を抑える効果があります

フラビタン

ビタミンB2が多く含まれるビタミン剤です。皮脂の分泌を抑える効果があります。

抗生物質:ルリッド
低容量ピル:アンジュ
低容量ピル:マーベロン

ニキビの漢方治療

ニキビの発症は、ストレス、食生活、遺伝的因子などの影響も大きいことから、生活背景や発症因子を十分考慮し、治療法を選択する必要があります。
漢方薬は、単独で劇的な治療効果を期待することはできませんが、標準的な治療(抗菌薬、アダパレン)に漢方薬を併用することにより相乗効果が期待できます。

十味敗毒湯の効果と作用

十味敗毒湯には、ニキビの主症状である腫れや赤みを抑えて膿を排出するのを助けてくれる効果があります。
十味敗毒湯の良いところは、単に今できているニキビを治すだけでなく、 ニキビのできやすい体質自体を改善してくれるところにあります。
また、十味敗毒湯が抗炎症作用、抗酸化作用、内分泌的な男性ホルモン代謝酵素阻害作用など多 面的な作用を有していることが報告されています。

十味敗毒湯の作用
  • IL-6 産生およびTLR2 発現の抑制作用
  • 抗酸化作用
  • 5α-reductase 阻害によるDHT のTestosteone からDHT の生成抑制作用
  • 細菌リパーゼ抑制作用

ニキビの治療薬には、ダラシンTゲル、ダラシンTローション、アクアチムクリーム、アクアチムローション、クリンダマイシンゲル、べピオゲル、ゼビアックスローションなどの塗り薬のほか、ルリッド、ミノマイシン、シナール、フラビタンなどの飲み薬や、十味排毒湯、加味逍遥散などの漢方薬があります。さまざまな治療薬のなかから、ニキビの症状や、原因を考慮し、最適な治療薬を処方いたします。

その他の治療

ニキビの発症は、ストレス、食生活、遺伝的因子などの影響も大きいことから、生活背景や発症因子を十分考慮し、治療法を選択する必要があります。
漢方薬は、単独で劇的な治療効果を期待することはできませんが、標準的な治療(抗菌薬、アダパレン)に漢方薬を併用することにより相乗効果が期待できます。